プレビも4年が過ぎ、5年が過ぎた。
そして俺は、6年目に入った頃からだんだん「イベントの意味」みたいなものがわからなくなっていた。
周りのHIPHOPイベントも、もうほとんど同じような内容になっていたし、"渋谷"って街に正直飽きていたのも確かである。
そして、2004年の9月・・・始まる前にDJとスタッフを集め、「今日でPLAYAZ"B"を終わろうと思う!」と言った。
余りに突然の事にみんなはビックリしていたが、どこかで「遂にこの日がきたか・・・」的な空気はみんなの表情を見てなんとなく感じられたし、特別最後に"ラスト・ナイト"的なものは始めた当初から全く考えてはいなかったから、不思議と悲しくはなかった。
そして店がオープンしイベントが進んでゆく中、マイクでは言わなかったがそれとなく仲のいい常連のお客さんに直接言っていくと、やはり連鎖反応の様に周りのお客さんもそれを知り、泣き出す奴もいた。
そして、何事もなかったかの様に朝を向かえ、スタッフとDJ達と解散した。
「あっけないものだな・・・」と感じたのが正直な気持ちだった。
始める時はあんなに大変だったのに、終わるときはアッサリなものだ!
6年・・・短い様でとても長く、正直終わった時は何かから開放された様だった。
こうして'98年秋から始まった【PLAYAZ"B"】は、'04年秋に終焉した。。。
そしてここからの俺は、「自分のDJ探しの旅」的な"実験的DJ"を様々なクラブで試行錯誤しながらやってゆくのだった・・・つづく
(P.S) やはりプレビでの1番の思い出の曲は、これしかありませんね。
"SISQO/THONG SONG"
当時この曲が大好きだった俺は、思わずDJブースに乗ってマイク持って歌いながら1回かけ終わった瞬間、ブチッと針を戻して再びド頭からラストまで2回連続で叫びながらプレイした入魂の1曲でしたね。笑
あれはホントに楽しいバカプレイだったなぁ~~~